とある阪大生のブログ

理系大学生 level20 ♂ 気になって調べたり考えたりしたこと書きます

海のお宝 -サンゴ-

 

先日、大阪駅周辺を友達とぶらぶらと散策した。

阪急百貨店、DAIMARU、ルクアなどちょっとお高いお店が乱立している。

そんなに使えるお金がない学生だけど、見て回るのはタダ。

普段見ることのないモノをワクワクしながら眺めた。

 

1番興味を惹かれたのは、宝石店。とりわけ珊瑚を扱ったお店。

物珍しそうな顔をしていたのだろうか、店員さんが寄ってきて、珊瑚について色々な説明をしてくれた。

1番驚いたのが、このお店で取り扱っている珊瑚が日本(土佐)産だということ。

珊瑚といえばオーストリアグレートバリアリーフのイメージしかなかった、というのもあるし、他にあったとしても南国のどこかのものって感じだった。

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土佐で取れるなんて…

単純に僕の知識不足であるのは間違いないんだけど、中学受験の時に全国各地の名産品や伝統工芸品を必死になって覚えた経験があるが、珊瑚なんて1ミリも聞いたことがなかった。

当時は土佐和紙とカツオの一本釣りだけ押さえておけばよかったのだ…

 

店員さんの話はとても興味深くて面白かった。さすがセールスマン、といったところか。

日本の土佐沖で取れる珊瑚は、アカサンゴ、モモイロサンゴが主流で、特にアカサンゴは最高ランクに位置付けられているらしく、海外でも大人気。

このアカサンゴ、ヨーロッパでは『トサ』の名称で呼ばれるほどだ。

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珊瑚が宝石として扱われていることに驚きました、と店員さんに言うと、昔から珊瑚はお宝として物語なんかに出てくることを教えてくれた。

例えば、七福神の持ってきたお宝の中身は金、銀、瑠璃(ラピスラズリ)、玻璃(水晶)、瑪瑙(エメラルド説あり)、シャコ、そして珊瑚と言われている。

また珊瑚という漢字を見ると、王へんが2つあり、これは極めて貴重だということです、と言われた。

このまま言いくるめられるのもちょっと悔しいなと思い、王へんの熟語を必死に頭の引き出しを探った。

 

琉球、ってのも王へん2つありますよね、あれも貴重なんですかね、

と自分の中ではクリティカルな返しをしたつもりだったが、スルーされてしまった…

 

店員さん、変なこと言ってしまってすいませんでしたm(_ _)m

 

 

色々店員さんに教えてもらって、興味が湧いたので珊瑚についてネットで調べてみるとわかったことが数点。

1つは珊瑚には大きく分けて2種類あること。

グレートバリアリーフなんかの珊瑚は造礁サンゴ(浅瀬に生息)と言い、アカサンゴ、モモイロサンゴは宝石サンゴ(水深200〜300mに生息)に分類される。

そして造礁サンゴには、共生藻が住み着いており、サンゴ自信、この共生藻の光合成のエネルギーをもらうことができる。成長速度も15〜20cm/年と速い。

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対して宝石サンゴには共生藻がおらず、緻密な骨格を作るため、成長速度はかなり遅く2〜6mm/年。高価になるのも頷ける。

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もう一点は珊瑚がかなり昔から装飾品などで使用されていたこと。

地中海産珊瑚に至っては、少なくとも5000年前には使用されていたと言われている。

この地中海産珊瑚、シルクロードを介して日本に輸入され、正倉院に収蔵されているらしい。

日本で珊瑚が発見されたのが江戸時代。しかし、当時の倹約令に触れることを恐れ、本格的に漁をし出したのは明治時代。一攫千金の夢をみて、たくさんの人が海に出たらしいが、遭難事故もかなりあったみたいだ。

 

 

珊瑚の値段も高くて、今回僕は買うことができなかったんだけど、両親の結婚35周年記念にCoral Wedding としてプレゼントしようと思った。

時間をかけてゆっくり成長する珊瑚と、長い年月かけて築き上げる夫婦関係を重ねて、という意味があるらしい。

 

ちなみに珊瑚の宝石言葉は長寿、聡明、幸福。

ぴったりですな。

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