とある阪大生のブログ

理系大学生 level20 ♂ 気になって調べたり考えたりしたこと書きます

Prayer

虫の鳴き声が聞こえる。

 

 

かつて僕は虫が大好きだった。

 

休みの日になると、山の方に連れて行ってもらって、原っぱの中で昆虫採集に明け暮れた。雨の日は家で昆虫図鑑を穴が空くほど見ていた。

 

今の僕は虫が苦手だ。

小さい頃ほどの好奇心がなくなって行った、というのもあるかもしれないが、大きな理由はトラウマができたからだと思う。2つ。

 

1つはトンボを捕まえる時に起きた悲劇。

小学校3年生の時だったと思う。家の前にトンボが飛んでいた。それもアキアカネシオカラトンボのような、そこらへんにたくさんいるトンボではなく、オニヤンマ。初めて見た。捕まえようと思った。ランドセルを放り投げ、虫取り網を握り構えた。学校帰りで疲れていたのか、追いかける元気はなかったので、もう一度目の前をオニヤンマが通ったら、捕まえようと。当時の僕は知らなかったが、トンボというのは縄張り意識が強いらしく、同じエリアを周回するという習性がある。しばらくすると再度オニヤンマが目の前を通過しようとした。僕は思い切り虫取り網を振りかざした。オニヤンマを捕獲、したかのように思えたが、網の中のオニヤンマはピクリとも動かなかった。虫取り網のフレーム部分に首がちょうどあたったみたいで、頭がグラグラしていた。死んでしまっていた…

僕はこれ以降虫取り網を握らなかった。

 

2つ目はカマキリ。

と言えば察しのいい方ならわかるかもしれない。そう、カマキリの寄生虫ハリガネムシを見てしまったのだ。ハリガネムシのことについてはあまり思い出したくないし、書きたくない。ただただ、キモチワルかった。弱肉強食の自然界の中で絶対強者と思っていたカマキリが、こんなやつにやられるのかと。

 

カマキリはその独特な構えから、祈り虫とも言われる。

絶対強者のカマキリが、何を祈る必要があるのだろうか…

 

僕が通っていた高校はキリスト教の学校。主の祈りは卒業して数年経った今でもスラスラと言える。

担任の先生に言われた言葉で今でも覚えているのが、

祈り大切にしなさい。祈ることでパワーがもらえます。

 

今もなお、この言葉の真意はわからない。

 

もし僕に強い意志があったら、祈ることができるのだろうか。力強く生きることができるのだろうか。今の僕は祈ることすら出来ない。

 

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